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注射のスキル重視の職場とは

看護師の仕事の役割で重要になってくるのが注射のスキルです。看護師なら必ず必要なスキルですが、誰にでも得意不得意はあるでしょう。もしも注射が苦手なら、「たくさん注射をして練習をしたい」と思う人もいるでしょうし、注射が得意な人であれば「一日中注射ばかりしていたい」と思う人もいるでしょう。ですが、病院勤務などだと、採血などで注射ができる回数は決められてしまっている上、他の業務もあるため、一日中採血をする、ということは難しいです。
そこで、注射ばかりできる職場というと、まず思い浮かべるのは献血のトラックです。この施設だと、他の医療ケアなどはしないので、本当に一日中採血ができます。また、スピードや採血の上手さも求められるので、注射のスキルがある人にはもってこいの職場であるし、注射の腕を上げたい人にも良い環境であることに間違いはないです。ですが、基本的に、トラックの中では看護師一人での勤務になるので、他に頼れる人はいないのです。注射の腕に自信がついたら働いてみるのも良いかもしれないです。次に挙げられるのが、人間ドッグや健康診断などで採血担当になることです。こちらも、一日中多くの採血をすることになるため、自信がある人はもちろん、スキルを上げたい人には適しています。
これらの二つの施設は、どちらともスピードと正確さが求められます。ゆっくりと実力をあげたい、という人には向いていないかもしれないですが、どんどんチャレンジしたい、という人には向いているでしょう。

採血する時に重要なポイント

採血は、看護師の重要な仕事です。採血は検査の際に必要なものとなるので、日に何度も採血を行う看護師もいます。そのような看護師の中には、できれば採血をしたくないと思っている人もいるかもしれません。注射が苦手な看護師にとって、採血は嫌な仕事となるようです。
穿刺部位の選定は、採血をする時に重要となります。血管が確認できないために、採血が苦手だと感じてしまう看護師は多いようです。採血が苦手な看護師も、穿刺部位の選定がしっかりできれば採血をスムーズに行うことができます。まず、穿刺部位の選定の行う時は直接腕を触り、血管を確認していくことがポイントです。すぐに駆血帯を巻いてしまう看護師もいますが、その前に一度血管を触って確認しておくと良いでしょう。駆血帯を締めた後は、2分以内に対応することが大切です。2分以上たってしまうと血液成分が変化してしまうため、正常な値が取れなくなってしまいます。また、採血の際は採血される人の利き手とは逆の腕を選ぶこともポイントです。採血後に動かす場合もあるので、利き腕を選んでしまうと動かしづらくなってしまいます。穿刺部位の選定を行う時は、目視と触診で時間をかけて判断しましょう。ここで焦ってしまうと、失敗してしまう可能性が高くなるのです。判断が難しい場合は、駆血帯をまいた状態で手背で採血するとスムーズに行なえます。
このように、採血する際は事前の穿刺部位の選定が大切です。血管が見つからない時は、焦ったり間違った判断をしてしまいがちなので、まずは時間をかけてじっくりと穿刺部位の選定をしましょう。